http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/143.html
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関電は、事故を起こした沸騰水型福島原発と違い、大飯などの加圧水型は安全だと主張しているが、
全くのデタラメである。
ご存知のように、加圧水型であるスリーマイル島原発は、1979年に重大な事故を起こし、
燃料の半分近くが溶融し、その1/3が圧力容器の底に溜まった。
すぐに給水が回復しなければ福島同様、メルトスルーしていたはずである。
小林圭二氏は、加圧水型は沸騰水型とは比較にならないほど危険だと指摘している。
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11225137435.html
沸騰水型に比べ高圧高温なので、配管が壊れやすく、冷却機能喪失からメルトダウンまでの時間が圧倒的に短い。
また沸騰水型は格納容器に窒素が充填されているが、加圧水型は空気であり、水素が発生すれば爆発の危険性が高い。
しかもベントはついていないから、圧力を逃すことはできない。
福島ではベントがあったから格納容器の爆発をかろうじて防げたのだ。
沸騰水型と違い、格納容器が厚いコンクリートで囲まれていないのも問題だ。
福島原発では建屋内部に水素が充満して爆発したが、あれが格納容器内で起きると思ってよい。
放射性物質はすべて外界に放出されるだろう。
以前、阿修羅で紹介されたビデオだが、2001年に米国で行なわれた格納容器破壊実験を見てほしい。
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/645.html
米国サンディア国立研究所でのPWR(加圧水型原子炉)格納容器破壊実験
解説:元東芝原子炉格納容器設計者・後藤政志氏 2011/8/9 CNIC News
http://www.ustream.tv/recorded/16552517
全部見る時間がなければ、スキップして32分ぐらいから見てほしい。
1/4サイズのモデルに、窒素ガスでは危ないので水を入れて加圧爆発させた実験だ。
衝撃的な結果である。鉄筋が切れているのだろうか、バチンバチンという音が不気味だ。
しかし水素ガスならこんなものではすまない。壊滅的な大爆発になるだろう。
ベントすらもつけずに再稼動するなど狂気の沙汰である。
若狭湾では今までに何度も大地震が起きている。
1基爆発すれば総撤退せざるを得ず、放置された他の原子炉が次々と溶融、爆発する。
福島よりはるかに悲惨なことになるだろう。
福島の事故ですでに国土の数分の1が汚染され使いものにならなくなった。
この上また事故が起きて、狭い国土に汚染が広がったらどうなるか。
まちがいなく日本は終了する。
日本は今、まさしく国家存亡の危機に立たされているのである。
もし再稼動に賛成する政治家がいたら、どうかこのビデオを見せて危険性を訴えて欲しい。
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